【MixOnline】パンくずリスト
【MixOnline】記事詳細

コルヒチン高用量投与等で中毒・死亡例 添付文書に「警告」追記 8症例で因果関係否定できず

公開日時 2026/02/25 04:49
高田製薬の痛風・家族性地中海熱治療薬・コルヒチン錠0.5mg「タカタ」について、添付文書に「警告」の項を新設し、重篤な中毒症状を発現し、死亡に至った症例が報告されている旨などを追記する添文改訂が行われた。これは厚生労働省医薬局医薬安全対策課が2月24日、課長名で添付文書改訂を指示したことを受けたもの。1日量1.8mgを超える高用量投与の症例や、1日量1mgの低用量投与だが重度の腎機能障害患者において、コルヒチンによる中毒症状が複数報告され、うちコルヒチンとの因果関係が否定できない症例は8例、そのうち死亡との因果関係が否定できない症例も8例確認された。

これに先立ち医薬品医療機器総合機構(PMDA)は2月6日付で、医療従事者に対し、コルヒチン中毒を防ぐために電子添文の再確認を求める注意喚起を行っている(記事はこちら。その際に、▽コルヒチンの1日量1.8mgを超える高用量投与により、重篤な中毒症状(胃腸障害、血液障害、腎障害、肝障害等)をきたし、死亡に至る可能性がある、▽1日量1.8mgを超える用量については、臨床上やむを得ない場合を除き投与は避けてください、▽「痛風発作の緩解」の目的で本剤を使用した場合は、疼痛が改善したら速やかに中止してください、▽患者が自身の判断で1日量3錠を超える用量を服用しないよう指導してください――ということに「十分留意」するよう求め、患者への指導も呼びかけた。

今回、添付文書の改訂指示があった医薬品は次の通り。

コルヒチン(製品名:コルヒチン錠0.5mg「タカタ」、高田製薬)

改訂概要:
1)「警告」の項に、重篤な中毒症状を発現し、死亡に至った症例が報告されている旨を追記する。
2)「用法及び用量に関連する注意」の項に、痛風発作の緩解への使用において、1日量1.5mgを超える高用量の投与は臨床上やむを得ない場合を除き避け、1回量、1日量及び投与期間は国内の最新のガイドラインを参考にする旨、また、痛風発作の予防又は家族性地中海熱への使用において、承認された用量を超えて投与しない旨を追記する。
3)「重要な基本的注意」の項に、中毒症状があらわれた場合には医療機関を受診するよう患者に指導する旨を追記する。
4)「特定の背景を有する患者に関する注意」の「腎機能障害患者」の項に、重度腎機能障害患者は臨床上やむを得ない場合を除き投与は避ける旨を追記する。また、腎機能障害患者に投与する場合には、必要最小限の投与期間に留める旨を追記する。
5)「重大な副作用」の項に、「コルヒチンによる中毒症状」を追記する。

改訂理由:死亡症例を中心に評価したところ、コルヒチンによる中毒症状が疑われる症例において、①これまで1日量は1.8mgまでの投与にとどめることが望ましい旨注意喚起していたものの、高用量(1日量1.8mg超)が投与されていた症例、②低用量(1日量1mg)の投与であるが重度腎機能障害患者の症例が複数確認された。症例の因果関係評価及び使用上の注意の改訂要否について、専門委員の意見も聴取した結果、本剤とコルヒチンによる中毒症状との因果関係が否定できない症例であったことから、使用上の注意を改訂することが適切と判断した。

なお、注意喚起すべき投与量は、本剤の規格(0.5mg錠)を踏まえ投与可能な1.5mgを超える量とした(高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版(2022年追補版)においても1日量は1.5mgと規定されている)。

転帰死亡症例の国内症例の集積状況:本剤とコルヒチンによる中毒症状との因果関係が否定できない症例は8例。本剤とコルヒチンによる中毒症状による死亡との因果関係が否定できない症例は8例。
プリントCSS用

 

【MixOnline】コンテンツ注意書き
【MixOnline】関連ファイル
【MixOnline】記事評価

この記事はいかがでしたか?

読者レビュー(4)

1 2 3 4 5
悪い 良い
プリント用ロゴ
【MixOnline】誘導記事
【MixOnline】関連(推奨)記事
ボタン追加
【MixOnline】記事ログ
バナー

広告

バナー(バーター枠)

広告

【MixOnline】アクセスランキングバナー
【MixOnline】ダウンロードランキングバナー
記事評価ランキングバナー