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アミバンタマブとラゼルチニブ併用時のアピキサバン投与 腎不全患者は「禁忌」 添付文書改訂

公開日時 2026/03/09 04:48
EGFR遺伝子変異陽性の非小細胞肺がん(NSCLC)に対するアミバンタマブとラゼルチニブの併用療法を行う際、静脈血栓塞栓症の発症抑制のためのアピキサバンの投与について、クレアチニンクリアランス(CLcr)15mL/min未満の腎不全患者を禁忌とする添付文書改訂が行われた。厚生労働省医薬局医薬安全対策課が3月6日、課長名で添付文書改訂を指示したことを受けたもの。EGFR陽性NSCLCでCLcr15mL/min未満の腎不全の患者に対してアピキサバンを投与できないことから、アミバンタマブ及びラゼルチニブの添付文書では、両剤併用投与以外の治療選択肢を考慮する旨が追記された。

今回、添付文書の改訂指示が行われた医薬品は次の通り。

▽①アミバンタマブ(遺伝子組換え)(製品名:ライブリバント点滴静注、ヤンセンファーマ)
アミバンタマブ(遺伝子組換え)・ボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)(製品名:リブロファズ配合皮下注、ヤンセンファーマ、未発売)
ラゼルチニブメシル酸塩(製品名:ラズクルーズ錠、ヤンセンファーマ)
アピキサバン(製品名:エリキュース錠、ブリストル・マイヤーズ スクイブ)

改訂概要:①アミバンタマブ、②アミバンタマブ・ボルヒアルロニダーゼ アルファ、③ラゼルチニブメシル酸塩に関して、「用法及び用量に関連する注意」の項に、併用投与による静脈血栓塞栓症の発症を抑制するためのアピキサバン投与について、アピキサバンの電子添文を参照して、出血リスクに十分注意する旨、及び腎不全(CLcr15mL/min未満)の患者ではアピキサバンは投与できないことから、アミバンタマブとラゼルチニブとの併用投与以外の治療選択肢を考慮する旨を追記する。

「特定の背景を有する患者に関する注意」の項の「腎機能障害患者」にEGFR遺伝子変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんの腎不全(CLcr15mL/min未満)の患者に対して、アピキサバンは投与できないことから、併用投与は避け、他の治療選択肢を考慮する旨を追記する。

④アピキサバンに関して、「禁忌」の項にアミバンタマブとラゼルチニブとの併用投与による静脈血栓塞栓症の発症抑制に対して、腎不全(CLcr15mL/min未満)の患者を追記する。「特定の背景を有する患者に関する注意」の項の「腎機能障害患者」にアミバンタマブとラゼルチニブとの併用投与による静脈血栓塞栓症の発症抑制に対して、腎不全(CLcr15mL/min未満)の患者は投与しない旨、及び腎障害(CLcr15~50mL/min)のある患者は出血の危険性が増大するおそれがある旨を追記する。

改訂理由:アミバンタマブ、ラゼルチニブメシル酸塩水和物及びアピキサバンを併用投与時の腎機能障害患者に対する注意喚起の必要性について検討をした。専門委員の意見も聴取した結果、腎不全(CLcr15mL/min未満)の患者ではアピキサバンは投与できないことから、使用上の注意を改訂することが適切と判断した。なお、アミバンタマブとラゼルチニブとの併用投与による静脈血栓塞栓症の発症抑制に対して使用をするアピキサバンに関して、腎不全(CLcr15mL/min未満)患者を禁忌とすることの医療現場への影響について、関連学会に意見を聴取し、影響は限定的であることを確認した。
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