住友ファーマ 公募増資で1164億円調達 つなぎ融資も 住化の債務保証付き既存借入金は全額返済へ
公開日時 2026/04/09 04:50
住友ファーマは4月8日、公募増資により最大1164億9027万円を調達すると発表した。調達資金は、次世代収益ドライバーと位置付ける抗がん剤2品目(enzomenib、nuvisertib)を中心としたがん領域と、中長期の視点で成長エンジンになり得る精神神経・感染症領域の研究開発資金に充当するとともに、再生・細胞医薬品の研究開発の加速及び生産能力の増強のためRACTHERA及びS-RACMOへの投融資資金に充てる予定だ。財務の更なる健全化を目指して有利子負債の返済資金にも充当する予定だとしている。
月内に国内一般公募と海外募集で新株5130万4400株を発行する。今回の公募増資により親会社の住友化学の住友ファーマに対する議決権比率は低下するが、「当社が住友化学の連結子会社である点に変更は生じない見込み」だとしている。
住友ファーマはこの日、ブリッジローン(つなぎ融資)による既存借入金のリファイナンス(借換え)を行うことを決定したことも発表した。三井住友銀行などと総額1500億円(タームローン200億円、コミットメントライン1300億円)のブリッジローン契約を締結。今回の新株発行・売り出しを行うことと併せて、住友化学の債務保証を受けた既存借入金を全額返済することになった。住友ファーマは、「住友化学の債務保証を受けない本ブリッジローンによるリファイナンスを行う」としている。