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ジャパンワクチン 新規の帯状疱疹ワクチンを承認申請

公開日時 2017/04/25 03:50

ジャパンワクチンはこのほど、新規の帯状疱疹ワクチンを承認申請したと発表した。申請日は4月18日付。英グラクソ・スミスクライン(GSK)が開発した世界初の生ワクチンではないサブユニットワクチン(=免疫獲得に必要な抗原のみを含むワクチン)で、帯状疱疹やその合併症の予防を目的とする。2~6か月の間隔で2回、筋肉内に注射して用いる。

承認申請は日本人を含む世界18か国の3万7000人以上が参加したフェーズ3試験に基づく。同試験では、帯状疱疹の発症を減少させることが示されたほか、帯状疱疹の最も一般的な合併症である慢性の神経障害性疼痛の帯状疱疹後神経痛の発症の減少も確認された。

ジャパンワクチンは、「本剤の接種により、帯状疱疹およびその合併症から人々を守ることが期待される」としている。

同ワクチンは帯状疱疹を引き起こす水痘・帯状疱疹ウイルス上に存在するタンパク質である糖タンパクEと、抗原に対する免疫反応を促進することを目的としたアジュバントAS01Bを組み合わせたもの。欧米ではGSKが承認申請している。

ジャパンワクチンは、GSKと第一三共が50%ずつ出資したワクチン事業に特化した企業。両社が保有する予防ワクチン製品の開発権・販売権を継承し、日本国内における臨床開発、マーケティング、営業活動を行う。

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