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アステラス 感染性腸炎治療薬フィダキソマイシンを国内承認申請

公開日時 2017/08/04 03:50

アステラス製薬は7月31日、フィダキソマイシン(一般名)について、偽膜性大腸炎を含む感染性腸炎の適応症で日本で承認申請したと発表した。適応菌種は同剤に感性のクロストリジウム・ディフィシル(以下、CD)。アステラスが米メルクから導入し、開発した。

CDは大腸内部に感染し、毒素を産生する細菌。感染・増殖により大腸炎や重篤な下痢を発症し、最悪の場合は死に至る。腸内細菌が正常に発育している環境ではCDが感染しても増殖が抑制されるが、他疾患の治療のために抗菌スペクトルの広い抗菌薬を服用すると腸内細菌のバランスが崩れ、CDが異常増殖することがある。CD感染症は有効な治療が限られ、再発率も高いことから、大きなアンメットメディカルニーズがあるとされる。

フィダキソマイシンは、新規の作用機序と選択的な抗菌スペクトルを有する経口の大環状抗菌薬。CDに対して強い抗菌活性を持つほか、狭域抗菌スペクトラムのため、他の腸内細菌のバランスを攪乱する作用が弱く、芽胞形成を阻害するなどの作用を持つ。

米国ではCD関連下痢症、欧州ではCD感染症治療薬として既に販売されている。

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