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AABP 再発・難治性のB細胞性急性リンパ性白血病治療薬ブリナツモマブを日本で承認申請

公開日時 2018/01/10 03:50

アステラス・アムジェン・バイオファーマ(AABP)とアステラス製薬は1月9日、日本で共同開発したT細胞誘導(BiTE)抗体製剤ブリナツモマブ(遺伝子組換え)について、AABPが再発または難治性のB細胞性急性リンパ性白血病(ALL)治療薬として承認申請したと発表した。厚労省から希少疾病用医薬品の指定を受けている。

BiTE抗体は、生体に備わっている免疫システムががん細胞を察知して標的とするのを助けることによって抗がん作用を発揮する。この抗体は、T細胞とがん細胞が架橋するように設計された修飾抗体であり、T細胞を標的細胞の近くに誘導し、T細胞を介した殺作用によりがん細胞をアポトーシスに導くことを目指している。

ブリナツモマブはCD19とCD3に二重特異性を有するBiTE抗体で、特にB細胞系の細胞表面に発現するCD19及びT細胞表面に発現するCD3と結合する。

国内のALL患者数は約5000人で、このうち再発または難治性のALL患者は年間あたり約670人と推定されている。成人および小児の再発または難治性ALL患者に対する治療選択肢は限られており、同様の作用機序を持ついくつかの薬剤に依存する。このため、ブリナツモマブのような単剤で有効性を示し、他の細胞障害性治療薬とは異なる作用機序を持つ薬剤の開発が求められている。

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