若手人材の成長を加速「日本発でグローバルに活躍できるリーダーを育てたい」――。サノフィ執行役員JPACリージョン人事本部長・榎本忠行氏は弊誌のインタビューで力を込めた。若手社員を一気に成長させるプログラムやグローバル人材交流を次々と仕掛け、ＡＩを活用した研究開発や業務効率化を推進。社員が患者のために使える時間と環境を整える。医療業界のトラストギャップ解消や社会課題解決へも挑戦を続ける思いに迫った。（早瀬悠里）人材戦略について、グローバルで重要なポイントを教えてください。どれだけ患者さんのニーズに沿って早く改革・変革サノフィを起こしていけるかに重点を置き、グローバルとローカルで連携して動くことを徹底している。グローバルとして取り組む柱の１つが、「ヘルシー・オーガナイゼーション」。変革を起こすと...