迷走神経刺激療法の浸透進む2010年に9施設35件実施2010年１月に薬事法に基づく承認が下り、7月から保険適応となった迷走神経刺激療法（VNS）。2010年中には、９施設35件で実施されたことが分かった。東京大学脳神経外科の川合謙介准教授は、VNSをテーマに1月21日に開かれた日本てんかん外科学会の特別企画「迷走神経刺激療法の実際」で講演し、「このペースで施行されれば、施行件数は年間100件程度になるだろう」との見通しを示した。現在、VNSに関しては日本てんかん学会、日本てんかん外科学会、日本脳神経外科学会の3学会合同のVNS資格認定委員会が定めた「迷走神経刺激療法と刺激装置植込術に関するガイドライン」により、①日本てんかん学会専門医ならびに日本脳神経外科学会専門医の両資格を有するてんかん...