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FDA アクトス服用による膀胱がんの発症リスクの増加認められず 今後も評価継続

公開日時 2010/09/21 04:00

米FDAは9月17日、一部で指摘されている武田薬品の経口2型糖尿病治療薬・アクトス(一般名・ピオグリタゾン)服用による膀胱がん発症リスクについて、長期臨床試験の暫定結果では有意なリスク増加は認められなかったとし、今後も評価を継続していくとの声明を発表した。


アクトスでは、過去に行われたラットでの2年間の癌原性試験で膀胱がんの有意な増加が報告されているほか、長期大規模無作為化比較試験PROactiveの結果からも膀胱がん発症の潜在的リスクが指摘されていた。また、米国がん研究所の報告では膀胱がん発症は推定で人口10万人当たり年間20人で、糖尿病患者では発症率がより高いとしている。


このため現在、武田薬品はアクトスと膀胱がん発症リスクの評価のため、10年間の疫学的研究を実施中であり、今回は5年間分の暫定データを評価した。


◎FDA 追加情報は公表の方針


ただし、FDAはあくまで暫定的な評価とし、安全性に関する調査は進行中であるとの立場を崩しておらず「追加情報の入手時には最新情報を常に公表していく」としている。


〔訂 正〕本記事中、米国がん研究所の報告による膀胱がん発症者の推計はアクトス服用者を前提としたものではありませんでした。糖尿病患者による発症率も同様です。訂正します。※修正済みです。

 

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