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IMS 06~10年の国内主要薬効別の売上推移を公表 ARBや分子標的薬が急成長

公開日時 2011/07/08 04:02

IMSジャパンは7月7日、2006年~10年まで5か年の日本市場における主要薬効の売上高(薬価ベース、1~12月売上)の推移を公表した。2010年売上では高血圧症治療薬市場が唯一1兆円超の売上となったが、10年4月の薬価マイナス改定の影響から前年比3%減だった。高血圧症治療薬市場の近年の動向をみると、ARB単剤及び配合剤の成長が著しい。

高血圧症治療薬市場に次いで大きな市場は抗がん剤市場で、10年の売上は7930億円、前年比7.0%増だった。分子標的薬の売上増が、抗がん剤市場の急成長の主要因で、分子標的薬を含む「その他の抗腫瘍剤」の10年売上は3267億円、前期比17.2%増だった。この「その他の抗腫瘍剤」の10年売上は06年から約1840億円増えており、この売上増加額はすべての薬効の中で最も大きな数値だった。

なお、この5年間で売上が500億円以上増えた薬効は、「その他の抗腫瘍剤」のほか、ARB単剤(06年~10年で909億円増)、ARB配合剤(600億円増)、リスパダールやジプレキサなどが対象となる「非定型抗精神病薬」(552億円増)、アドエアなどが対象となる「β2刺激剤+コルチコステロイド剤配合剤」(519億円増)――だった。

一方、09年末から10年にかけて相次ぎ上市された新規の経口血糖降下薬DPP-4阻害薬の10年売上は218億円、前期比731.6%増と急伸したこともわかった。11年には各製品とも長期投与制限が解除されており、より一層の拡大が見込まれる。

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