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GSKと第一三共 国内初の乳幼児ロタウイルス胃腸炎予防ワクチンを新発売

公開日時 2011/11/22 04:01

 


グラクソ・スミスクライン(GSK)と第一三共は11月21日、国内初の乳幼児ロタウイルス胃腸炎予防ワクチン「ロタリックス内用液」(一般名:経口弱毒生ヒトロタウイルスワクチン)を同日に新発売したと発表した。メーカーの希望納入価格は1回あたり1万円(税抜き)だが、接種費用は医療機関それぞれに設定される。なお、同ワクチンの公費助成は市町村で対応がまちまち。これまでに栃木県大田原市と北海道の幌加内町が公費助成することを発表しているほか、栃木県日光市では前向きに検討されているようだ。

ロタウイルス胃腸炎は感染性胃腸炎のひとつで、乳幼児の重症胃腸炎のうち最も頻度が高い。国内では年間約79万人が受診し、この約10%が入院している。生後3か月を過ぎてからの初感染時に重症化しやすいとされ、激しい嘔吐や下痢を繰り返し、脳炎や脳症になると後遺症が残ることもある。ただ、ロタウイルスそのものに対する有効な薬剤はなく、水分補給などの対症療法が中心となる。

今回発売したロタリックスは生後6週から24週(6か月)までの間に2回、経口接種することで、ロタウイルス胃腸炎に予防効果を示す。国内臨床試験では重症ロタウイルス胃腸炎の発症を92%予防した。また、接種症例508例中、接種後30日間に報告された主な副反応は易刺激性37例(7.3%)、下痢18例(3.5%)、咳嗽/鼻漏17例(3.3%)――だった。

ロタリックスを創製したGSKは、ロタウイルス胃腸炎に予防ワクチンがあり、また予防できる疾患であることを広く迅速に情報提供する必要があると判断して、ワクチン事業で存在感を増している第一三共とコ・プロモーションすることにした。

 

 

 





 

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