持田製薬 12年度に抗うつ薬レクサプロ40億円を計画
公開日時 2012/05/15 04:02
持田製薬は5月14日に2012年3月期(11年度)決算を発表した。医療用薬売上ではCa拮抗降圧薬のアテレックは6億円減らしたものの、高脂血症などに用いるエパデール、子宮内膜症治療薬ディナゲスト、ジェネリック(GE)の増加、11年8月発売の新製品の抗うつ薬レクサプロの寄与により、増収増益となった。
この中でレクサプロは11年度は約半年で6億円だったが、12年度は40億円を計画した。このほか、ディナゲスト、GEなどの寄与により、7.1%の薬価改定の影響を受け、エパデール、アテレックも売上減の見通しの中で、同社は増収を確保する予想を立てた。
【11年度連結業績(前年同期比) 12年度通期予想】
売上高862億0500万円(8.4%増) 885億円(2.7%増)
営業利益149億2800万円(27.9%増) 121億円(18.9%減)
経常利益152億8600万円(27.2%増) 123億円(19.5%減)
純利益90億7600万円(70.2%増) 770億円(15.2%減)
【11年度国内売上高(前年度実績)12年度予想、億円】
エパデール 381(370)361
アテレック 133(141)131
ディナゲスト 54(48)62
アラセナ-A 23(25)22
ミラクリッド 19(20)16
ノボ・ヘパリン 18(17)16
グランダキシン 14(15)13
スプレキュア 11(13)11
フロリード 11(11)11
トロンビン 10(11)9
ファスティック 8(-)22
レクサプロ 6(-)40
ジェネリック 37(32)49