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ファイザー マイランと日本のGE事業で業務提携 製品拡充で成長の加速狙う

公開日時 2012/08/24 04:00

ファイザーとマイランの両日本法人は8月23日、両米本社が日本でのジェネリック(GE)事業で業務提携契約を締結したと発表した。成長途上にある日本のGE市場で成長の基盤を強化するのが狙い。製品の開発・製造はマイランが担い、マーケティングと販売をファイザーが行い、製品はファイザーブランドで展開する。マイランとしては製品の販路の拡大につながる一方、ファイザーは、エスタブリッシュ医薬品事業の成長に不可欠なGE製品を、提携により両社合わせて350以上(製品数)に増やすことができるとしており、事業拡大と成長の加速を図りたい考えだ。提携事業は今年中の開始を目指す。(写真=左から松森氏、米ファイザーエスタブリッシュ医薬品事業部門プレジデント・ブーラ氏、米マイラン社長・マリク氏、マイラン製薬社長・スタインロフ氏)

両社は提携後もそれぞれ独立した企業として業務を行うが、マーケティング・販売はファイザーが行うため、マイランのマーケティング要員、MRなど営業要員を合わせた約200人はファイザーに出向する。これを単純にファイザーのエスタブリッシュ医薬品事業部門に加えると約1200人の組織になる。

ファイザーのノルバスク錠などの長期収載品をマイランがGEとして販売しているケースがあるが、この扱いについては扱わない方向で検討する。

ファイザーの日本のエスタブリッシュ事業は、大型の長期収載品も扱い、その売上の減少を緩やかにしたい考えだが、事業を成長につなげるにはGEの売上増が必要。そのため現在27成分のGEだが、当初から2015年くらいまでに100成分以上の発売を目指すとしており、製品拡充が課題となっていた。一方、マイランは製品開発、製造力を生かすとともに販路を拡大したいとの意向を持っていた。両社はそれらを提携によって補完でき、事業基盤の強化につながると判断した。

ファイザーの松森浩士エスタブリッシュ医薬品事業部門長は同日都内で行われた記者会見で、両社を代表して説明し、「なかなか製品が揃わないのは悩みの種だった。提携によって一気に品揃えを増やすことができ、将来のポートフォリオを含めて、将来多くの製品を販売する体制が整った。我々は日本の後発品ビジネスの非常に強い基礎をつくることができた」と話した。将来目指す事業規模は明らかにしなかった。







 


 

 

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