厚労省 医療用薬6成分の添付文書改定を指示 シタグリプチンの重大な副作用に「血小板減少」
公開日時 2015/03/26 03:51
厚労省医薬食品局は3月24日、新たな副作用が確認された医療用薬6成分について、添付文書を改訂するよう日本製薬団体連合会に通知で指示した。この中で2型糖尿病に用いるDPP-4阻害薬のジャヌビア錠(成分名:シタグリプチンリン酸塩水和物 MSD)とグラクティブ錠(同成分 小野薬品)の「重大な副作用」に「血小板減少」を追記するよう求めた。薬剤との因果関係を否定できない症例が過去3年で2例確認されたという。
シタグリプチン以外の指示された医薬品と改訂内容は次のとおり。
▽ケナコルト-A 筋注用関節腔内用水懸注40mg/1mL、同皮内用関節腔内用水懸注50mg/5mL(トリアムシノロンアセトニド、ブリストル・マイヤーズ):「重大な副作用」に「腱断裂」追記
▽ムコスタ点眼液UD2%(レバミピド 大塚製薬):「重大な副作用」に「涙道閉塞、涙嚢炎」追記
▽注射用エンドキサン100mg、同500mg、エンドキサン錠50mg、経口用エンドキサン原末100mg(シクロホスファミド水和物 塩野義製薬):「重大な副作用」に「横紋筋融解症」追記
▽ヴォトリエント錠(パゾパニブ塩酸塩 グラクソ・スミスクライン):「重大な副作用」に「網膜剥離」追記。
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ベクティビックス点滴静注100mg、同400mg(パニツムマブ遺伝子組換え 武田薬品):「重大な副作用」に「
皮膚粘膜眼症候群」追記
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