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【World Topics】HIMSSが聞く: オバマケアの行方

公開日時 2017/03/06 03:50

 HIMSS恒例の招待者限定エグゼクティブ朝食会。今年のゲストは、共和党のオピニオンリーダーにして、ユタ州知事(1993—2003)、ブッシュ大統領政権の環境庁長官(2003—2005)、厚労大臣(2005~2009)を歴任したMike Leavitt氏であった。


http://leavittpartners.com/team_members/michael-o-leavitt/


 

話題はいわずもがな「オバマケアの行方」である。
 

Leavitt氏は、すでに上・下両院の委員会が予算改正の決議をしていることから、4月末までにはなんらかオバマケア改正あるいは廃案決議がなされるだろうと予測しつつ、「ACA(オバマケア)を『なかったことにする』わけにはいかない。議会は、当然、然るべき手順をふんで改正を進めることになる」とし、「議会及び大統領府は(1)医療保険購入の義務(individual mandate)をどうするか、(2)拡大されたメディケイド給付の扱い、さらに、(3)現在オバマケアの医療保険を購入している2000万人の米国民に今後どのように医療保険を保障していくかの施策を明らかにしなければならない」と語り、具体的には、たとえばオバマケアの医療保険購入補助を新たな税制上の優遇措置などに置き換える改革には少なくとも1~2年以上を要するとし、オバマケアにかわる新しい法案が成立し施行されるまでには最低2年はかかるだろうと述べた。

さらに、共和党も民主党も改革の基本路線、すなわち(1)service-based paymentからvalue-based careへの移行が必要であること(2)coordinated care の確立が急がれること(3)無駄な経費の削減が積極的に推進されるべきことなどについては合意できていると指摘し、共和党も従来の主張に拘泥せず、医療保険制度をいかに国民にとってよりよいものに改革できるかという視点で考える必要があると主張。

Leavitt氏は、医療業界がvalue-based careを確立するには25~40年かかるであろうと述べ、このvalue-based careの考え方はすでに1980年代から共和党の医療改革案の一部であったと語りつつ、そのように考えれば、現在の医療制度改革の議論は総じて正しい行くべき方向にむかっていると述べ、 こうした改革に向けた議論を「オバマケア対トランプケア」などという単純な図式で考えないことが重要だと結んだ。(医療ジャーナリスト 西村由美子)

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