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アトピー性皮膚炎 精神的な悩み、患者の4人に1人が医師に伝えず サノフィ調査

公開日時 2017/08/07 03:50

サノフィはこのほど、アトピー性皮膚炎患者の4人に1人が、症状による精神的な悩みを医師に伝えられていないとの意識調査結果をまとめた。特に話せていない内容は、「自分に自信が持てない」「恋愛・結婚への不安」「人と接するのがおっくう」「経済的な不安」「つらさを他人に理解してもらえない」といったことだった。

調査結果を受けて九州大医学部皮膚科学教室教授の古江増隆氏は、「医療者だけでなく社会全体として、こうしたアトピー性皮膚炎患者さんの意識を理解し、十分なコミュニケーションをもとに適正な治療が受けられる環境が整うことを願っている」とコメント。日本医科大千葉北総病院皮膚科部長の幸野健氏も、「診療は限られた時間だが、医師はその中でメンタル面のサポートも積極的に行っていく必要がある。社会の理解も高めていくことが重要」と指摘している。

調査対象は15~69歳の男女で、▽アトピー性皮膚炎発症者(過去発症者含む)▽ステロイド外用薬またはタクロリムス軟膏の使用経験がある――などの条件をクリアした人。有効回答数は1万300人。調査期間は16年5月26日~6月2日。方法はインターネット調査。

調査結果によると、アトピー性皮膚炎患者の25.8%が、症状による精神的な悩みを医師に全く伝えられていなかった。ちなみに、100%きちんと伝えられている患者は12.8%だった。

症状に付随して起こる悩みを医師に伝えない理由では、ほとんどの患者が「医師に話すほどのことでもない」「医師に話したところで解決しない」「医師が忙しそうにしているので、時間をとってもらうのは申し訳ない」と回答し、諦めや遠慮がうかがえる。

このほか、調査では症状の改善効果に対して患者の53.8%が満足、医師とのコミュニケーションでは患者の39.7%が満足していた。診察室で医師または自分が話している時間は平均4.2分で、3分以下が54.7%と過半数を占めた。診察時に医師が確認・説明してくれる内容は、トップが「症状がある部位を見て確認してくれる」(81.6%)だが、「日常生活で困っていることがないか確認してくれる」のは16.5%にとどまった。

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