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富士フイルム富山化学 神経内分泌腫瘍に用いる放射性医薬品「F-1515」を承認申請

公開日時 2020/09/03 04:48
富士フイルム富山化学は8月31日、膵臓、消化管、肺の神経内分泌腫瘍の治療薬として、新規の放射性医薬品「F-1515」(開発コード、一般名:ルテチウム オキソドトレオチド)を日本で承認申請したと発表した。ソマトスタチン受容体陽性の膵臓などの神経内分泌腫瘍に用いる。この日、「F-1515」による腎臓の被ばくを低減するために用いる輸液「F-1520」(同L-リシン塩酸塩、L-アルギニン塩酸塩)も併せて承認申請した。

F-1515は、ソマトスタチン類似物質に放射性同位元素のルテチウム177を標識した治療用放射性医薬品で、「放射性リガンド療法」の一種であるペプチド受容体放射性核種療法(PRRT)に用いる。放射性リガンド療法は、腫瘍に発現している受容体に特異的に結合する化合物に放射性物質を標識して患者に投与し、体内から病巣に放射線を照射する治療法のこと。PRRTは腫瘍に発現しているペプチド受容体を標的とするもの。

同社では、神経内分泌腫瘍の診断のため、ソマトスタチン受容体の発現有無を評価する診断用放射性医薬品オクトレオスキャン静注用セット(インジウムペンテトレオチド注射液調製用)を販売している。今回のF-1515の承認を取得することで、神経内分泌腫瘍の診断から治療までのトータルソリューションを提供していく。

神経内分泌腫瘍は、ホルモンやペプチドを分泌する神経内分泌細胞に由来する腫瘍。全身の様々な臓器のなかでも膵臓、消化管、肺に多く発生する。神経内分泌腫瘍の治療は、外科的手術が第一選択だが、切除できない状態まで進行した場合に薬物療法が行われる。しかし、薬物療法の選択肢は限られており、神経内分泌腫瘍はアンメットメディカルニーズの高い疾患とされる。海外ではPRRTによる治療が行われている。F-1515が日本で承認されれば、神経内分泌腫瘍に対する初の治療用放射性医薬品となる。
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