いち早く多職種連携の基盤を築いた先進地域・宮崎市で
地域包括ケア推進とMRの役割(後編)
公開日時 2021/07/01 00:00
災害医療をテーマに講演会を開催しさらなる結束を促すMRが地域包括ケアシステムの推進にコミットしていくには、地域医療へのアンテナを張り、課題を抽出していくことが重要であることは前回触れた。加えて、そうした課題や問題意識を有する地域のキーパーソンとのリレーションをいかに深めていくかも大切であろう。宮崎市の医療法人将優会クリニックうしたにの理事長・院長である牛谷義秀氏は介護保険制度の創設以前から在宅医療に取り組み、同市の地域包括ケアや多職種連携を進めていくうえで中心的な役割を果たしてきた。一方、アステラス製薬の松政太郎氏は、牛谷氏と地域医療の課題を共有することにより、災害医療をテーマにした講演会を開催し、多職種による災害医療対策の重要性の啓発に一役買っている。今回は牛谷氏が牽引してきた宮崎市におけ...