MSD 15価肺炎球菌ワクチンの小児適応を承認申請
公開日時 2022/08/01 04:47
MSDは7月29日、15種類の肺炎球菌血清型に対応した「沈降15価肺炎球菌結合型ワクチン(無毒性変異ジフテリア毒素結合体)」について、小児に対する適応で承認申請したと発表した。具体的な接種対象年齢は明らかにしていない。また、定期接種化を目指すかどうかは、厚労省の判断になるとして、「回答は控える」とした。
同ワクチンは21年10月に、高齢者や肺炎球菌による疾患に罹患するリスクの高いと考えられる成人向けの適応で承認申請されている。
同ワクチンは、15種類(1、3、4、5、6A、6B、7F、9V、14、18C、19A、19F、22F、23F、33F)の肺炎球菌血清型に対応したワクチン。同社は、日本で小児の定期接種ワクチンに「沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン(無毒性変異ジフテリア毒素結合体)」が導入された後、13価肺炎球菌ワクチンに含まれる13血清型の肺炎球菌による侵襲性感染症(IPD)は減少したが、このワクチンに含まれない血清型の肺炎球菌によるIPDは報告されているとしている。