厚生労働省は９月28日、ファイザーが申請している６カ月～４歳用の新型コロナワクチン「コミナティ筋注６カ月～４歳用」について、10月５日開催予定の薬食審・医薬品第二部会で特例承認することの可否を審議すると発表した。同ワクチンは１価ワクチン（起源株）で、既承認のコミナティ筋注５～11歳用よりもさらに１回の有効成分量は少ない。

◎オミクロン株BA.4/5対応２価ワクチンの一変承認も

同日の部会では、ファイザーが申請した新型コロナのオミクロン株BA.4/5対応の２価ワクチンについて、「その他事項」として議論する。厚労省は、「本件は製造方法の一部変更（一変）になる。本来は製造方法の一変は部会にかけないが、新型コロナワクチンということを鑑み、一変の内容を部会で議論、確認いただくことにした」と説明。特例承認品目のコミナティRTU筋注（２価：起源株／オミクロン株BA.1）の製造方法に係る一変承認を同部会で確認する。