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自民党・創薬力強化PT 薬価制度の抜本改革に関する提言案を大筋了承 文言修正後に加藤厚労相に提出へ

公開日時 2022/11/29 04:52
自民党の社会保障制度調査会「創薬力の強化育成に関するプロジェクトチーム(PT)」(橋本岳座長)は11月28日、「薬価制度の抜本改革に関する提言案」を大筋了承した。提言案では、原材料価格の高騰などで採算が悪化した品目への対応を求めたほか、23年度薬価改定について、「平均乖離率を一定以上上回る乖離率の品目に対象を絞り込む」ことを求めた。ただ、この日の議論では複数の出席議員から記述内容の表現ぶりやトーンなどに疑義が示されたことから、提言案の修文を座長一任とした。橋本座長はPT後の記者ブリーフで、「提言案については修文の上、できるだけ速やかに加藤勝信厚労相に提言を手渡したい」と強調した。

◎原材料価格高騰に伴う採算悪化品目への対応、一定以上上回る乖離率品目への限定など明記


PTに示された提言案では、23年度薬価改定について、①エネルギー・原材料価格などの高騰により採算が悪化した品目の対応のため、薬価引き上げまたは引き下げ幅の緩和など必要な対応を行う、②「薬価制度抜本改革に向けた基本方針」の表現に立ち戻り、真に「価格乖離の大きな品目」、すなわち平均乖離率を一定以上上回る乖離率の品目に絞る、③調整幅については、その役割を踏まえ、2%を継続させること、④特許期間中の品目や需要調整中の品目は、乖離幅による薬価改定の対象にしない、⑤仮にこれらが23年度薬価改定において実現できなかった場合には、24年度薬価改定時に実現すべく検討を続けることーを盛り込んだ。

◎“必要に応じて”の削除 「もっと強くかけ。私は気が弱いので入れてしまった」


PT後にブリーフに臨んだ橋本座長は、出席議員からの指摘について紹介。提言案に盛り込んだ、「(2016年の4大臣合意を踏まえ)各項目が現状に与えた影響について速やかに検証を行い、“必要に応じて”見直すこと」と記載した原文のうち、「必要に応じて」の削除が求められたと明かした。橋本座長は、「もっと強く書けというもの。私は気が弱いのでそのような日本語を入れてしまったが、ここは削除しろ、といった厳しいご指摘をいただいた」と述べ、「おそらく文章全体にもう一度手を入れ直すことになる」との見解を表明した。

このほかにも修正要望として、「ちゃんと毎年薬価改定と読めるような」表現を入れるべきとの指摘や、「もっとはっきりと患者の医薬品アクセス、患者に不利益が生じている」とはっきり書けとの意見などもあった。また、「イノベーションは“むしろ”阻害され」と原文に記載していたが、「むしろ」はいらないとかいう意見もあったことを紹介した。

◎橋本座長「中間年改定をやらないというのは、政治の継続性や与党の責任という意味でおかしい」

橋本座長は記者ブリーフで、「私見で言うと、中間年改定をやらないというのは、これは抜本改革を見直している、反故にしているわけで、これは政府与党として、我々が出した大臣が決めたことを、たかだかPTの提言でいきなり反故にするというのは、私は政治の継続性や与党の責任という意味ではおかしいと思っている」と指摘。「もうひとつ言うと、具体的にエネルギーや原材料価格について対応しろと言ったら、(薬価)改定してもらわないといけないという話で、中間年改定をするなという話は、僕はないと思っている」と述べた。また、「今回は逆に言えば薬価引上げとかしてくれれば良い。ただし、それはあくまで現在の枠の中で、できることを最大限やってという風なことになっていると理解している」と強調した。
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