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沢井製薬 片頭痛の急性期治療に用いる医療機器「SWD001」を承認申請

公開日時 2023/01/06 04:47
沢井製薬は12月27日、片頭痛の急性期治療に用いる医療機器「SWD001」について、日本で承認申請したと発表した。SWD001は非侵襲型ニューロモデュレーション装置で、頭部に装着して後頭神経と三叉神経に同時刺激を与えることにより、脳幹で神経伝達物質の放出を促進し、痛みや気分の制御に関連する脳内ネットワークを調節して効果を生み出す。承認されれば、在宅で使用できる日本で唯一のニューロモデュレーション機器となる可能性がある。

ニューロモデュレーションは、デバイスを用いて、電気・磁気刺激や薬物の投与を行い、神経活動を調整する治療法のこと。

SWD001はイスラエルのニューロリーフ社が開発したもので、沢井製薬が日本での独占開発販売権を持っている。沢井製薬は今回、海外で行われたSWD001を使用した片頭痛治療の有効性及び安全性を評価するための臨床試験の結果に基づき申請した。なお、米国ではニューロリーフ社が承認を取得しており、片頭痛の急性期治療に使用されている。

沢井製薬の澤井健造社長は、「医師の処方の下で使用する非侵襲型ニューロモデュレーション機器を展開することで、片頭痛の急性期治療の幅を広げていくことは、『なによりも患者さんのために』という当社の企業理念にもつながる」とコメント。そして、「沢井製薬にとって新たな挑戦の一歩になるとともに、SWD001を通じて、サワイグループホールディングスの企業理念『なによりも健やかな暮らしのために』の実現にも貢献できるよう努めていく」としている。
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