米国研究製薬工業協会(PhRMA)は２月10日、新会長にノバルティスCEOのヴァス・ナラシンハン氏が就任したと発表した。就任は２月８日付。武田薬品のラモナ・セケイラグローバル ポートフォリオ ディビジョンプレジデントの後任となる。

ナラシンハン新会長は2018年にノバルティスの CEO に就任。05年の入社以降、医薬品開発担当グローバルヘッド、チーフメディカルオフィサー、ノバルティスワクチン開発担当グローバルヘッドなどを歴任している。

ナラシンハン新会長は、「PhRMA は一丸となり、患者さんがより健康な人生を長く生きていくために必要な医薬品へのアクセスを担保する努力を続けている。政府が、より良い治療選択肢の開発や患者さんの医療へのアクセスの拡大を難しくするような政策を講じることなく、むしろアクセスを支援することで、盤石なイノベーションエコシステムの育成を図り、患者さん、医療システム、さらには広く社会一般に有益な結果をもたらすことが望まれる。患者さんと製薬業界にとり、極めて重要なこの時期にPhRMA の会長職を担うことに、大きな意義を感じている」とのコメントを寄せた。

◎次期会長はギリアドのオデイ会長兼CEO

次期会長にギリアド・サイエンシズのダニエル・オデイ会長兼 CEO、理事会財務担当責任者にファイザーのアルバート・ブーラ会長兼 CEOが就任したことも発表した。