改定時加算の適用、最低薬価引上げがポジティブ影響
公開日時 2025/04/01 00:00
25年度薬価改定について、経営上最もポジティブに受け止めた点を本誌が集計したところ、最多となったのは「中間年で初となる改定時加算の実施」で14社となった。次いで、「最低薬価の引上げ」が13社で、ジェネリックメーカーは回答5社中4社があげた。中間年で初となる新薬創出等加算の適用をあげた企業も3社あった(図1)。一方で、ネガティブに受け止めた点としては、「中間年改定が実施されたこと」に回答が集中。20社が上げた。「中間年改定の趣旨から外れ、乖離率の大きくない品目まで実勢価改定が実施されて薬価が引下げられること」(内資)、「新薬創出等加算品目以外の新薬の改定対象が平均乖離率の0.75倍超になった点」(内資)など、改定対象範囲をあげた企業も7社あった。臨時・特例的に実施された不採算品再算定の適用範囲...