国内申請数は75 エンハーツで初のがん種横断適応
片頭痛予防や肺線維症に新規経口薬 水いぼに初の外用薬も
公開日時 2025/08/01 00:00
ミクス編集部が製薬企業76社の国内フェーズ2以降の開発品を集計したところ、7月15日時点で申請中のプロジェクト数(品目数)は75品目となった。この3割強にあたる24品目はがん関係で、エンハーツで初となるがん種横断適応や前立腺がんに対する放射性リガンド療法などに特に注目が集まりそうだ。がん以外申請品には、片頭痛予防や特発性肺線維症(IPF)に対する新規の経口薬や、外科的処置がなされている疾患に対する外用薬があり、患者の負担低減の観点からも関心が寄せられそうだ。(神尾裕)製薬各社の公表資料やアンケート調査、厚労省資料をもとに国内開発品を集計した。申請品のうち最多のがん領域では、ADC・エンハーツ点滴静注用で初のがん種横断適応となる「HER2陽性固形がん」の適応追加は注目を集めそうだ。HER2は多...