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JT タピナロフクリーム0.5% 2歳以上12歳未満のアトピー性皮膚炎を対象に承認申請 鳥居薬品と開発

公開日時 2025/10/14 04:49
日本たばこ産業(JT)と鳥居薬品は10月10日、共同開発した芳香族炭化水素受容体(AhR)調節薬・タピナロフクリーム0.5%(開発コード:JTE-061)について、JTが2歳以上12歳未満の小児アトピー性皮膚炎を対象疾患に承認申請したと発表した。国内で実施した2歳以上12歳未満のアトピー性皮膚炎患者を対象とした第3相臨床試験で、有効性の主要評価項目について基剤に対するタピナロフクリーム0.5%の優越性が確認され、長期投与における安全性も確認されたとしている。

タピナロフは、細胞質に存在するリガンド依存性転写因子であるAhRの活性化を介して、炎症性サイトカインの産生抑制に加え、皮膚バリア機能関連分子及び抗酸化分子の遺伝子発現を誘導する非ステロイド性、低分子のAhR調節薬。2024年6月にタピナロフクリーム1%が、▽成人及び12歳以上のアトピー性皮膚炎、▽尋常性乾癬――の適応症で承認され、製品名ブイタマークリーム1%として鳥居薬品が同年10月から販売している。

JTは20年に、Dermavant Sciences社(現在Organonが買収)からタピナロフの日本国内における皮膚疾患領域での独占的開発・商業化権を取得した。そしてJTは、当時グループ会社だった鳥居薬品(現在、塩野義製薬完全子会社)と国内における共同開発・販売に関する契約を締結し、共同で開発を進めてきた。
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