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日医・松本会長が3選「攻守ともバランス取れた執行部に」 全グロック推薦「医師会がまとまっている証」

公開日時 2026/06/29 05:01
日本医師会は6月27日、定例代位議員会を開き、松本吉郎氏を会長に選任・選定することを正式に決議した。全てのブロック医師会からの推薦を受け、松本会長が3選を果たした。松本会長は同日の会見で、「私のみならず、執行部全体への評価。全ブロック、47都道府県の医師会が非常にまとまっている証といえる結果だ」と強調。「全国の医師会や国民から寄せられる意見をお聞きしながら、執行部一丸となり、攻めるところは攻め、守るところは守るなど、攻守ともにバランスの取れた執行部を目指す」と決意を示した。会長選挙が行われなかったのは12年ぶり、全ての役職が定数内で選挙がなかったのは26年ぶり。任期は、28年6月までの2年間。

◎現場の意見を政策に生かすことが日医の使命 「顔の見える関係が支持につながった

松本会長は、「日本医師会の常任理事としての6年間、会長として4年間の一貫した私の姿勢は、地域医師会をしっかりと回るということだ」と述べた。都道府県医師会だけでなく、「群市区医師会から声がかかった時も、とにかく時間があれば伺い、様々な地域の医師会の先生方、医療機関の方々のご意見を聞くところから始めた」と説明した。

個人の意見では政府に声が届くのは難しいとしたうえで、「色々な先生方から現場の意見を聞き、政策に生かしていくことが医師会としての大きな使命だ」と表明。「多くの会員、特に現場の先生方の意見を聞き、医師会の中で議論を醸成させ、それをぶつけていく。法令が決まるなど結果が出た後にも、また前にしっかり進めていく力が医師会にはある」と強調した。そのうえで、「全国8ブロックを含めた先生方との連携を進てきした。本当に“顔の見える関係”が完全にできたことが今回の支持につながったと私は思っている」との見解を示した。

◎「非常にバランスの取れた良いキャビネットが組めた」

新たな執行部については、「非常にバランスの取れた良いキャビネットが組めた。全国8ブロック全てから、(役員が推薦され)バランスの取れた構成になった。」と自信をみせた。

副会長は3期目となる茂松茂人氏(大阪府)、池端幸彦氏(福井県)、城守国斗氏(京都府)の2人は新たに副会長に就任した。城守副会長は4期、日本医師会の常任理事を務めいる。

◎茂松副会長「医療界一致団結で国民からの信頼を」

茂松副会長は、「松本会長をしっかり支援して、引き続き頑張ってまいりたい」と決意を表明。「2期4年、松本会長をお支えしてきた。そばで見てこれだけ活動できる会長はなかなかないのではないかなと思っている。医療界が一致団結する。それを国民にしっかり訴えていく、国民から信頼される姿勢をしっかりと身につけていかなければならない」と話した。2040年を見据えた新たな地域医療構想やかかりつけ医機能制度の報告制度のほか、「今回、補正予算と診療報酬改定プラスになっているが、これがどのように検証の中で結果が出てくるか」と話し、「それに合わせて活動してまいりたい」と述べた。

◎池端新副会長「病院団体と日医の架け橋に」

新たに副会長に就任した池端幸彦副会長は、日医の常勤役員も初めてとして「本当に身の引き締まる想い」と明かした。「福井県医師会4期の経験、中医協5年の経験、そして病院団体役員の経験しを少しでも生かせたらと思っている。松本会長を少しでもお支えできるように精一杯頑張っていきたい」と抱負を語った。人口減少時代に入る中で、「病院団体と日医も根本は同じで、国民皆保険を守る、地域医療を守ることは完全に一致している。少しでも架け橋になることができればと思っている」と述べた。また、「私もまだ若いつもりなので、新しいことを教えていただければ、新しいことにも挑戦していきたい」とも話した。

◎城守新副会長「国民の命と健康を守り、医療従事者働く環境を整える、具現化」に意欲

城守副会長は、4期8年の常任理事の経験や中医協委員、働き方改革やかかりつけ医機能評価など主要な医療施策を議論する検討会で委員を務めた経験を活かし、「今後大変厳しい医療状況の中で、茂松副会長、池端副会長、そして全ての常任理事の先生方と共に、松本会長をこれまで以上にしっかりとお支えするよう頑張りたい」と意欲を語った。

城守副会長は、施策の立案に携わる中で、「政治や国の経済状況の変化が医療政策に色濃く影響すると身をもって実感した。医療政策の決定プロセスの複雑さも踏まえながら、日本医師会が本来今なすべきこと、国民の命と健康を守り、医療従事者働く環境を整えるということを具現化するために、今はしっかりと対応をしていければならない思っている」と語った。「まずは会員の先生方、そして役員の先生方と会長、先生方との調整弁にでもなれれば」とも話した。

当日に選任・選定された日本医師会役員は以下の通りとなっている(敬称略)。

会長:松本吉郎(埼玉県)

副会長:茂松茂人(大阪府)、池端幸彦(福井県)、城守国斗(京都府)

常任理事:長島公之(栃木県)、江澤和彦(岡山県)、渡辺弘司(広島県)、今村英仁(鹿児島県)、黒瀨巌(東京都)、坂本泰三(兵庫県)、濵口欣也(福岡県)、笹本洋一(北海道)、佐原博之(石川県)、松岡かおり(千葉県)、藤原慶正(秋田県)、加藤豊(愛知県)、小中俊太郎(群馬県)、磯崎哲男(神奈川県)

理事:尾﨑治夫(東京都)、須藤英仁(群馬県)、八田昌樹(兵庫県)、安田健二(石川県)、村上博(愛媛県)、髙橋健太郎(滋賀県)、高木伸也(青森県)、牧角寛郎(鹿児島県)、加藤智栄(山口県)、伊在井みどり(岐阜県)、田名毅(沖縄県)、間瀬憲多朗(茨城県)、檜山桂子(広島県)

外部理事:松家治道(北海道)

監事:加納康至(大阪府)、大西浩之(鹿児島県)

外部監事:土谷明男(東京都)
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