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第一三共 デジタルトランスフォーメーション推進本部とマーケ統括部を新設 4月1日付

公開日時 2020/02/25 04:51
第一三共は2月21日、プライマリーとスペシャルティの両マーケティング部を統括する「マーケティング統括部」を4月1日付で新設すると発表した。同社は次期主力品に位置付けるHER2陽性乳がんなどの適応取得を目指す抗体薬物複合体「DS-8201」(開発コード、一般名:トラスツズマブ デルクステカン、予定製品名:エンハーツ)など、オンコロジー領域で複数の製品の上市が直近に控える。組織変更により、「プライマリーケア領域製品で築いた強みを、スペシャルティでも活かす」(同社広報部)考えで、情報提供を強化する。なお、DS-8201は2月26日の厚労省薬食審医薬品第2部会で承認の可否が審議される予定になっている。

高齢者向けや生活習慣病関連の製品に強みを持つ同社だけに、患者の疾病や病状に応じた様々な提案をMRができるようにする狙いもありそうだ。マーケティング統括部長には、飛田信一・医薬営業本部東京支店長が就任する予定。同社のMR数は2200人で、このうちがん担当MRは100数十名いる。

同社は2025年ビジョンとして「がんに強みを持つ先進的グローバル創薬企業」になることを掲げ、25年の先を見据えた持続的成長に向けて、ニューモダリティに挑戦することも表明している。これらの実現を図るため、「DX推進本部」を4月1日付で新設することも明らかにした。「DX」はデジタルトランスフォーメーションのことで、デジタル戦略や、IT及びデータ活用に関するグローバルガバナンスを強化し、デジタル技術や臨床データ活用により新たな価値を創出することを目指す。

同推進本部長には大槻昌彦・常務執行役員事業開発部長が就任予定。

同推進本部の下にDX企画部、データインテリジェンス部、ITソリューション部を置く。DX企画部はグローバルにデジタル戦略、ITガバナンス、デジタルレボリューション、データ活用戦略を担う。データインテリジェンス部は、研究開発本部からデータサイエンス機能を移管し、臨床データに加え全バリューチェーンにわたるデータ活用体制の強化と付加価値創出の向上を担う。ITソリューション部は、ITシステム、ITインフラの整備や高度活用により、デジタル・データ活用施策の効率的な推進を図る。
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