2012/06/21
協和発酵キリンは6月19日、国内で今年3月にパーキンソン病の適応症で承認申請した「KW-6002」(一般名:イストラデフィリン)のフェーズ3試験の結果が、国際パーキンソン病・運動障害疾患学会(ダブリンで開催)で報告されたと発表した。運動合併症を併発したパーキンソン病でウェアリング・オフ(症状の日内変動や不随意運動)を軽減し、運動機能を改善することが証明されたとしている。同剤はパーキンソン病治療薬としてはアデノシンA2A受容体という新規の作用機序をもつ化合物。同社では13年頃の上市を期待している。