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次世代MR像 情報提供より情報コンサル ポロンカンパニー中川社長

公開日時 2010/09/17 04:02

製薬会社の営業人材・組織コンサルを行うポロンカンパニー(神戸市中央区)の中川康司社長は9月15日、東京都内で行われたユート・ブレーンセミナー「2015年のMR像」で講演し、次世代MR像として「高度情報・多能型MR」を提案した。

MRがターゲットとする医師は、国内外の臨床試験結果など医薬品、薬物治療のエビデンスデータを、インターネットを通じて「正確でタイムリー」に入手するようになっていることを紹介。しかし一方で、入手したエビデンスもまた、自らの診療、個々の患者へ応用するとなると、医師自身も悩むところが多いことを挙げ、ネットという環境変化とエビデンスの応用に対し、MRがどう対応するかが問われていることを指摘した。さらに、院内では、待ち時間の短縮、経営効率、医療連携で様々な課題を抱えていることにも、MRは注目すべきだとした。

その上で次世代MR像について同社長は、情報提供活動について「正確でタイムリーな情報提供はネットに任せ」、エビデンスの応用など「顧客の状況にフィットした情報を分析して提供することが求められる」と述べ、「情報提供から情報コンサルテーションへ」シフトさせていく必要性を強調。

加えて、院内課題にMRが対応することは、顧客に付加価値を提供できることにつながるとして「自社製品を売るためだけの目的から、顧客の付加価値を高めること」も求めた。病院の経営戦略を知り、戦略に沿った業務改善の提案や、地域医療連携への貢献を取り組み例に挙げた。

こういった次世代MR像を、あらゆる細胞に分化できる能力を持つiPS細胞をヒントに「IP-MR」(高度情報・多能型MR)と名づけ、製薬会社はこのようなMRを育成する方向で教育研修に取り組むことを提案した。

中川社長は、国内外の製薬会社でMRや教育研修などに携わり、09年3月に現在の会社を立ち上げた。
 

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