2013年下半期 ファーストインクラスに異変
公開日時 2013/06/30 00:00
大型新薬が個別化医療を推進するトリガーにプライマリケア領域の大型製品が特許切れを迎えつつある昨今、未だ治癒や寛解に至らない専門領域、すなわちがんや神経、炎症、免疫疾患などに製薬企業の開発領域がシフトしたと言われてきた。2013年下半期の登場が期待される新薬を抽出したところ、患者の予後やQOL向上にブレークスルーをもたらし、大型化が期待されるそれらの新薬がリストアップされ、すでに数年先、5年先を見据えてライフサイクルマネジメントの歩みが進められている状況が浮かび上がってきた。一方、2014年以降に目を転じると、かつてARBやスタチンが次々と登場した時代を彷彿させる糖尿病や心血管疾患の次世代新薬が次々と登場することがわかり、スペシャリティ・ニッチ領域を中心に開発が行われていたここ数年とは異なる様...