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厚労省 新たな副作用で使用上の注意改訂指示 前立腺がん薬イクスタンジ、糖尿病薬テネリアなど

公開日時 2014/10/22 03:52

厚労省医薬食品局は10月21日、新たな副作用が確認された医療用薬に対し、使用上の注意を改訂するよう日本製薬団体連合会に通知で指示した。この中には新薬が2製品あり、一つは14年5月にアステラス製薬が発売した前立腺がん治療薬イクスタンジカプセル(一般名:エンザルタミド)で、血小板減少症が7例確認(因果関係が否定できない症例)された。もう一つは、12年9月に発売され、田辺三菱製薬と第一三共が共同販売している2型糖尿病に用いるDPP-4阻害薬テネリア錠(テネリグリプチン臭化水素酸塩水和物)で、間質性肺炎4例(同)、肝機能障害3例(同)が確認された。いずれも「重大な副作用」として明記することになった。

 
また、抗生剤のバンコマイシンの注射剤で、この3年で薬剤性過敏症が3例(同)確認されたことを受け、経口剤を含め「重大な副作用」で注意喚起することになった。
 
アセトアミノフェン 併用による過量投与に注意 患者にも指導を
 
ほか、解熱鎮痛薬のアセトアミノフェン(医療用薬)について、特定使用成績調査で、「禁忌」扱いとしている同成分を含有する薬剤との併用がみられたとして、「重要な基本的注意」に併用による過量投与で重篤な肝障害が発生するおそれがあることを明記し、処方の際には他の薬剤にアセトアミノフェンが含まれていないかを確認することを求めた。また、患者にも同成分の薬剤を併用しないよう指導することとした。
 
ダウンロード可能な改訂指示内容一覧表は、こちら(プレミア会員のみ)
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