MR統計入門 第26回 死亡リスクやがん進行リスク 「1- “ハザード比”」で解釈わかりやすく
公開日時 2016/05/10 12:00
統計分析研究所株式会社アイスタット代表取締役社長ビジネス・ブレークスルー大学大学院教授(理学博士)菅民郎 人事部に異動して数年後、期待の新薬の上市もあり、MRに復帰した志賀さん。しかし、上市を控えた新薬のPFS(無増悪生存期間)の臨床試験データの図を見て、これまでにマスターしたはずの統計知識がうろ覚えとなっていることに気づき、焦りました。「このままでは先生方にきちんと適正使用情報をお伝えできない」と思った志賀MRは、久しぶりに統計の専門家である菅先生を訪ね、イチから勉強し直すのでした。CASE.6-2【イチからやり直し編】生存曲線のグラフをしっかり理解しよう 対象・方法標準療法に抗がん剤Aを上乗せ投与した群と、プラセボ群を上乗せ投与した群の全例を対象に、Kaplan-Me...