MSD 抗HIV薬ラルテグラビルカリウムの1日1回投与用製剤を承認申請
公開日時 2018/01/23 03:51
MSDは1月22日、HIVインテグラーゼ阻害薬ラルテグラビルカリウムの1日1回投与用製剤を承認申請したと発表した。申請したのはラルテグラビルカリウムの600mg錠で、1日1回、1回2錠での使用を予定している。申請日は1月18日付け。
ラルテグラビルカリウムは世界初のHIVインテグラーゼ阻害薬。日本では現在、「アイセントレス錠400mg」の製品名で、1日2回、1回1錠の用法・用量で使用されている。同社広報部は本誌取材に、「今回申請した1日1回投与用製剤(600mg錠)は、アイセントレス錠400mgとは別の、新たな製剤による、新たな用法・用量を目指した申請になる」とし、「製品名は未定」と説明した。
同社は、1日1回投与用製剤の投入により、「患者さんの服薬負担の軽減や服薬アドヒアランスの向上が期待される」としている。
海外臨床試験では、ラルテグラビルカリウム1200mgの1日1回投与は、アイセントレス400mg1日2回投与に対する有効性の非劣性と、類似した安全性プロファイルが確認されたという。両群ともエムトリシタビン(FTC)、テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩(TDF)と併用している。