サプライチェーンロジスティクス研究会保高英児卸にラストチャンス！国支援の新体制、失敗すれば公定マージン導入リスク流通改善の「国主導、ガイドライン制定」という新体制が4月から稼働する。ガイドラインは1月23日の局長通知で発出されたが、医政局長と保険局長の連名で出されており、この通知の重さが窺える（表１・表２）。3月に入り診療報酬改定関連の通知が発出されたが、その一端の「未妥結減算」への契約価格体系の記入報告書も提示された。今回、流通改善が重視され急がれるのは、薬価制度の抜本的見直しが今年度からスタートし、目玉とされる薬価毎年改定がはじまる2021年度までに、流通の環境整備を行う必要があるとの理由だ。3月に告示された薬価は厳しく、メーカーは卸への提示価格の検討に時間をかけているという。今回の改定...