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バイエル 経口TRK阻害薬ラロトレクチニブを承認申請 TRK融合有する固形がん用薬

公開日時 2020/05/25 04:50
バイエル薬品は5月22日、がん個別化治療薬ラロトレクチニブを日本で承認申請したと発表した。経口投与のトロポミオシン受容体キナーゼ(TRK)阻害薬とのクラスの新薬で、神経栄養因子チロシンキナーゼ(NTRK)遺伝子融合と呼ばれる稀なゲノム変化を有する局所進行性または転移性の成人及び小児固形がんに特化した治療薬として開発された。

国内申請に用いた臨床試験では、ラロトレクチニブは肺がん、甲状腺がん、悪性黒色腫、消化管間質腫瘍、大腸がん、軟部肉腫、胆管がん、唾液腺がん、乳児型線維肉腫など20 以上の組織型にわたる固形がんで評価したという。

独バイエルのシニア・バイス・プレジデントで医療用医薬品部門のオンコロジー開発責任者のスコット・フィールズ氏は、日本での承認申請を受けて、「がんの治療はこれまで主に体内における発生部位ごとに行われてきたが、ラロトレクチニブはがんの発生部位にかかわらず、TRK融合を有するがん患者さんのみを対象として開発された」と紹介。「TRK融合を有する成人および小児がん患者さんの治療に特化して開発され、がん腫や年齢によらず治療成績を大幅に改善する可能性を持つ、選択性の高い治療薬を日本の患者さんや医師に提供できる日に一歩近づいた」とコメントした。

TRK融合を有するがんは稀で、さまざまながん腫でそれぞれに異なる頻度で発生する。TRK融合を有するがんは、NTRK遺伝子が別の無関係の遺伝子と融合し、通常と異なるTRKタンパク質が生じることで起こる。TRK融合タンパク質は恒常的に活性化フォームを取るか、過剰発現し、細胞内の増殖シグナル伝達の活性を誘発する。これらのTRK融合タンパク質は、体内の発生部位にかかわらず、がん患者のがんの広がりや増殖を促進する発がん性ドライバーとして作用する。
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