ミクス編集部が製薬企業72社の国内フェーズ２以降の開発品を集計したところ、20年12月15日時点で申請中のプロジェクト数（以下、品目数）は速報値で98品目となった。申請品目や申請時期をみると、今年中にアトピー性皮膚炎、片頭痛、変形性関節症（OA）といったコモンディジーズに新たな治療選択肢が登場する見込み。また、治療薬が存在しない慢性腎臓病（CKD）に対する新薬や、アンメットメディカルニーズが極めて高いアルツハイマー病（AD）の新薬の申請も確認された。（神尾裕）ミクスは製薬各社の公表資料やアンケート調査、厚労省発表資料を用いて、P2以降の国内開発品をまとめている。その結果、20年12月15日時点でP2以降に約750品目あった。申請中の品目を領域別にみると、最多はがん領域の36品目だった（申請品...