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ノボ ノルディスク 投与データなど自動記録する「スマートインスリンペン」を承認申請

公開日時 2021/03/01 04:50
ノボ ノルディスク ファーマは2月26日、インスリン投与データを自動的に記録し、スマホと連携できるスマートインスリンペン(インスリンペン型注射器)2種について、日本で医療機器製造販売承認申請を行ったと発表した。3mlのペンフィルカートリッジで販売されている5種類のインスリンアナログ製剤で使用可能で、具体的にはフィアスプ注、ノボラピッド注、トレシーバ注、レベミル注、ノボラピッド30ミックス注――が対象となる。

スマートインスリンペンは、インスリンの投与単位や投与時間を自動的に記録し、スマホと連携することで患者が自身のインスリン投与データを経時的に振り返ることができる。同社は、「医療従事者との話し合いを充実させ、より良い治療効果と長期的な転帰に結びつけるための用量調整の支援が可能になる」としている。また、血糖値データを記録する糖尿病管理アプリと組み合わせることで、患者と医療従事者が糖尿病管理に必要な情報を容易に入手できる可能性があるとしている。

スマートインスリンペンの主な特徴は、▽投与履歴を近距離通信システム(NFC)対応のスマホアプリに無線転送可能▽注射機能とは別に、「最後の注射単位および最後の注射からの経過時間」を表示▽3mlのペンフィルカートリッジで販売されている5種類のインスリンアナログ製剤が使用可能――ということ。

ノボの杉井寛・開発本部長は、「スマートインスリンペンとインスリンおよびデバイスにより、患者さんは治療を管理しやすくなる可能性がある。スマートインスリンペンにより、インスリンの打ち忘れ軽減やアドヒアランスの改善等が見込めることで、糖尿病患者さんの治療効果を高める可能性がある」とコメント。

また、1985年に世界で初めて登場したインスリンペン型注入器であるノボペンを開発した企業であることを紹介した上で、「ノボペンの開発に注がれた約35年余りの経験が礎となっているスマートインスリンペンを通じ、私たちは引き続き糖尿病患者さんと医療従事者のニーズについて理解を深め、毎日の糖尿病管理の課題に対処し、患者さんの健康と生活の質の向上に取り組んでいく」としている。
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