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UCB 乾癬治療薬ビメキズマブを国内申請 IL-17AとIL-17Fを選択的に阻害

公開日時 2021/03/03 04:50
ユーシービー(UCB)ジャパンはこのほど、重要な炎症性サイトカインのIL-17AとIL-17Fをともに選択的に阻害するヒト化モノクローナルIgG1抗体ビメキズマブ(一般名)について、既存治療で効果不十分な尋常性乾癬、膿疱性乾癬、乾癬性紅皮症を対象疾患に日本で承認申請したと発表した。

IL-17FはIL-17Aとは独立して炎症を促進する。ビメキズマブは IL-17AのみならずIL-17F も選択的に阻害することが特長で、IL-17Aのみの阻害よりさらに大きな炎症抑制が期待されるとしている。

今回の申請は、乾癬を対象としたグローバル第3相臨床開発プログラムのデータに基づいて行われた。同社によると、ビメキズマブは全ての第3相試験で主要評価項目ならびに副次評価項目を達成。16 週目の乾癬面積・重症度指標(PASI)のスコアがベースラインから 90%以上の改善(PASI90)の割合、及び治験責任医師による全般的評価(IGA)におけるベースラインからの2段階以上の改善がみられ、消失またはほぼ消失(IGA 0/1)の割合においてプラセボ、既存の生物学的製剤のアダリムマブ及びウステキヌマブ投与群と比較して、「優れた皮疹消失が得られた」としている。

安全性プロファイルは「これまでの臨床試験と一致しており、新たな安全性シグナルは確認されていない」とした。

UCBジャパンの菊池加奈子社長は、「当社は乾癬のような自己免疫疾患に苦しんでいる患者さんにソリューションを提供することにコミットしており、今回のビメキズマブの申請は、日本の患者さんにも福音をもたらすことができる非常に大きなマイルストーンの達成だと思う」とコメントした。
 
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