ケアネットとインタラクティブソリューションズは2月10日、医薬ＤＸ事業の技術開発に関する包括的業務提携契約を締結したと発表した。ＡＩや音声認識技術などを活用した医薬・医療業界向けの新規商品・サービスの共同開発を行う。まずはＡＩ支援が実装されたハイブリッド型情報提供モデルの開発に取り組み、製薬企業のＤＸ化を強力に支援する方針だ。

両社は、昨年10月に製薬企業向けのリモートエンゲージメントに特化したサービス「ＤＸPlus」の開発で提携した。ケアネット側はインタラクティブソリューションズの有するＡＩ・音声認識技術に関する特許群や技術開発力が会員19万人の同社の医師プラットフォーム上の各種サービスやデータベースのＡＩ化が期待できると判断。一方、インタラクティブソリューションズ側も医師会員プラットフォームの活用によってICT技術の更なる深化を図ることができるとして、相補的に企画・開発・販売・運用の各能力を向上させていくことで合意した。

今回の業務提携において両社は、インタラクティブソリューションズのＡＩや音声認識技術などを活用し、医薬 ・医療業界向けの新規商品とサービスを共同開発する。これに伴い
インタラクティブソリューションズはケアネットの医師会員プラットフォーム、各種コンテンツ、各種医療データベースを利用できる。一方でケアネットは、新規商品・サービスの独占的販売権を得たほか、インタラクティブソリューションズの「Interactive-Pro」などの拡販に協力する。