「ＭＲ」による医師の印象に残ったディテール数（以下、DTL数）に、４月施行の医師の働き方改革の影響は殆ど出ていない模様だ。４月以降の医薬品情報のチャネル別DTL数を前年同月と比較したところ、「ＭＲ」のDTL数は前年割れする月がある一方、増加した月もあり、懸念されていたＭＲのディテールインパクトの落ち込みという状況は明確には確認できなかった。他方、「インターネット」や「Web講演会」のDTL数は病院市場、開業医市場とも増加傾向を示した。コロナ禍を経て医師の情報収集手段としてデジタルを用いることが定着するなか、働き方改革によってデジタル利用がより増えている可能性がありそうだ。（神尾裕）ミクス編集部は、医師の働き方改革に伴う情報活動とそのインパクトを探るため、インテージヘルスケアの調査データ「Im...