三井倉庫HD 神戸市の関西P&Mセンターで再生医療等製品の製造業許可を取得 25年からサービス提供開始
公開日時 2024/12/25 04:51
三井倉庫ホールディングス(HD)は12月24日、神戸市須磨区のヘルスケア専用物流施設「関西P&Mセンター」で再生医療等製品の製造業許可(包装・表示・保管区分)を取得したと発表した。2025年1月から再生医療分野におけるGCTPに適合した高品質な保管・輸送を一気通貫で提供するサービスを開始するという。
三井倉庫HDは21年1月、東京都江東区に保有する高機能施設において再生医療等製品の製造業許可を取得し、大手製薬企業をはじめとした再生医療関連企業へのサービス提供を行ってきた。こうしたノウハウを生かし、神戸市の「関西P&Mセンター」内に専用スペースを確保し、GCTPに適合した組織と設備を整備して製造業許可を取得した。
関東に続き関西でもGCTP適合拠点を持つことで、BCP対策を含めて顧客ニーズに沿った柔軟な対応が可能になる。同社は「再生医療等製品や将来の薬事承認を目指す治験製品に対して、効率的かつ安定的な供給を実現するサプライチェーンの最適化を推進する」としている。