サノフィ デュピクセント皮下注200mgペンを発売 小児の在宅自己注射の利便性向上
公開日時 2025/11/18 04:50
サノフィは11月17日、デュピクセント皮下注200mgペンを発売した。デュピクセントはこれまで、300mg製剤ではシリンジ製剤とペン製剤が販売されていたが、200mg製剤はシリンジ製剤しかなかった。これまで200mgシリンジ製剤が処方されていた既存治療では効果不十分な小児のアトピー性皮膚炎および小児の特発性慢性蕁麻疹の患者にとって、200mgペン製剤は新たな治療選択肢となる。同社は、「小児患者さんの在宅自己注射時の利便性向上が期待できる」としている。
200mgペン製剤は、「デュピルマブ製剤」として在宅自己注射指導管理料の対象薬剤として指定されている。「あてる、押す」の2ステップによる簡便な操作で、200mgシリンジ製剤と同一組成の薬液を自動的に注入するペン型の注射剤となっている。薬価は200mg1.14mL1キットで3万9706円。