イーピーエス 国内外のバイオベンチャー対象に開発戦略から承認申請まで伴走 「EPS BIOPath」始動
公開日時 2026/07/17 04:51
イーピーエスは7月16日、国内外のバイオベンチャーを対象に、医薬品等の開発戦略から承認申請までを伴走する新サービス「EPS BIOPath」の提供を開始すると発表した。各種パートナー企業への提案依頼書作成の支援から、戦略・計画立案、当局への相談、臨床試験の立ち上げ、さらにはプロジェクトの出口戦略に至るまで、各ステージを通じ、「統合型・伴走型コンサルテーション」を提供するというもの。特に、日本市場に臨床開発や販売体制など足場のない新興バイオファーマ(EBP)を直接支援することで、革新的新薬が確実に日本の患者や医療従事者に届く体制を整備し、高市政権が推し進める日本の創薬力強化に貢献したい考えだ。
近年の医薬品開発はAI技術を用いたバイオ創薬などモダリティが多様化しており、その多くが大学研究機関から派生したスタートアップやバイオベンチャーとなっている。いずれも革新的新薬のシーズを創出し、自前で前臨床・臨床試験まで手掛けるケースもあるが、資金力や資金調達力の弱さから、米系ベンチャーの多くは自前での活動が米FDAへの承認申請にとどまり、結果的に日本市場へのアプローチは日系もしくは欧米系メガファーマとの戦略的アライアンスを組まない限り市場浸透が大幅に遅れ、ドラッグ・ラグ/ロスを生じさせるケースもある。
◎グローバルデータの活用など科学的見地に基づいた戦略を設計 開発期間・コストを短縮
こうした状況を踏まえ、同社は、日本の医薬品開発市場への参入や最適な開発推進を一貫して提案・支援する統合型・伴走型コンサルティングサービス「EPS BIOPath」の提供を開始した。具体的なサービスは、グローバルデータの活用など既存データの科学的見地に基づいた戦略設計により、開発期間の短縮、コスト削減、リスク低減を実現する。さらに、開発薬事やCMC、統計解析や臨床薬理など経験豊富な専門チームが開発計画の初期段階から支援する。
◎データ駆動型分析や一気通貫のエンド・ツー・エンドサポートを提供
なかでもコンサルティングサービスとしては、①データ駆動型分析、②最小かつ最適化された開発計画の提案、③戦略立案から臨床試験の実行まで一気通貫の“エンド・ツー・エンドのサポート”、④臨床、薬事(規制)、CMC、薬理学の深い専門知識をもった経験豊富なエキスパートチームによるサポート-などのサービスを用意している。これにより、時間とコストを最小化するだけでなく、すでに存在するデータの有効活用や、海外データを用いた日本での申請、上市後の販売体制を含む日本での市場参入の加速などを推進するとしている。
◎患者・医療関係者に、新たな治療方法がいち早く届くよう支援したい
今後の展開について同社は、「EPS BIOPathを通じ、特に日本市場での開発を目指す国内外のバイオベンチャーに対し、より柔軟かつ実効性の高い支援および提案を提供し、日本の医薬品開発環境の向上とドラッグ・ラグおよびドラッグ・ロスの解消に一層貢献したい」と強調。患者・医療関係者に、新たな治療方法がいち早く届くよう支援したいと意欲を示した。