医師200人が望む医療政策民主党政権になってから１ヵ月が過ぎた。取り組む医療政策は、マニフェスト、その元になった政策集に書かれてはいるが、まだ、どう実行するのかは見えていない。打ち出している医療政策の方向性は、不安を抱える国民に、疲弊する医療現場に、希望を与えるものになるのだろうか。政策キーマンの厚生労働省と経済産業省の政務官、有識者、第一線ジャーナリスト、医師200人の協力を得て探った。（小林志帆、酒田浩、神尾裕）総論民主党の医療政策注意深い監視が必要薬価制度改革論議が不透明に「困ったよなあ」と、厚生労働省ＯＢで日本製薬工業協会の川邊新専務理事は頭をかいた。民主党・鳩山内閣がスタートして半月という10月初旬、厚生労働大臣に就任した長妻昭氏に、日本製薬団体連合会会長、製薬協会長の表敬のあいさ...