大手・準大手9社 16年度 国内医療用薬業績計画
公開日時 2016/11/30 00:00
4社が増収見込みリクシアナ成長期待の第一三共オプジーボ急成長の小野薬品大手、準大手の上場企業9社の直近の決算資料から2016年度通期計画をまとめたところ、国内医療用医薬品事業は、開示7社のうち前年度実績比で増収3社(第一三共、エーザイ、田辺三菱)、減収3社(アステラス、大日本住友、塩野義)、ほぼ横ばいが1社(中外)――となった。計画非開示の小野薬品も増収は確実。ただ、その増収4社のうち2社は、合併や販売スキームの変更に基づく増収が背景にあり、残念ながら自社新薬の好調に基づく成長ではない。薬価改定やジェネリック(GE)への切り替えが加速する市場環境下で、自社新薬で持続成長する道のりが険しい企業が多い。(神尾裕)「新薬はGE価格と比較され、かなり革新的な製品を出さないと意味がない市場になった」―...