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音声のみの疾患・薬剤関連コンテンツ 医師の50%近くが情報収集にプラスに働くと受け止め

公開日時 2023/05/23 04:52
医師の50%近くが、音声のみの疾患・薬剤関連コンテンツは、情報収集の利便性を高めると思っている――。このような調査結果を製薬デジタルマーケティング支援会社のMCI DIGITALがまとめた。2024年4月から順次施行される医師の働き方改革を念頭に、医師約5000人に音声のみの疾患・薬剤関連コンテンツは情報収集に影響を与えるかを聞いたところ、情報収集が「便利になると思う」は14.4%、「少しは便利になると思う」は33.3%となった。若い医師ほど情報収集にプラスに働くと思っていることもわかった。

医師の働き方改革によって、医師の疾患・薬剤関連の情報収集にかけられる時間や方法が変化するとみられている。今後、“音声のみ”との情報チャネルにも注目が集まりそうだ。

文末の「関連ファイル」に、「音声のみによる疾患・薬剤関連コンテンツの利便性」に関する調査結果(年代別)の資料を掲載しました(会員のみダウンロードできます。14日間の無料トライアルはこちら)。

◎30歳代以下の医師 情報収集が「便利になる」18.1%、「少しは便利になる」40.6%

この調査は、製薬企業のオウンドサイト(自社サイト)やその他医療関係企業サイトを閲覧している医師5072人(勤務医:3917人、開業医:1155人)を対象としたもの。調査時期は23年1月25日~2月6日。分析結果は、MCI DIGITALの「医師版マルチメディア白書2023年春号」に掲載している。

医師に対し、「製薬企業から移動中などの隙間時間を想定した音声のみの疾患・薬剤関連コンテンツが提供された場合、情報収集が便利になるか」と聞いたところ、医師全体では47.7%が情報収集にプラスに働く(情報収集が「便利になる」「少しは便利になる」の合算)と思っていることが確認された。年代別にみると、30歳代以下は「便利になると思う」は18.1%、「少しは便利になると思う」は40.6%、40歳代は同16.6%、35.5%――となり、「少しは便利になる」を含む前向きな受け止めは50%を超えた。

なお、50歳代は同11.1%、31.4%、60歳代は同11.5%、24.7%、70歳代以上は同9.6%、18.4%――となった。ただ、50歳代以上でも、「便利になるとは思わない」といったネガティブな反応と同程度の割合で「わからない」との医師がおり、音声のみのコンテンツがより多くの医師に受け入れられるかどうかはコンテンツ次第ともいえそうだ。

◎音声コンテンツは10分程度で

音声のみのコンテンツ作りの参考として、「便利になると思う」、「少しは便利になると思う」と回答した医師2416人を対象に、音声のみによる疾患・薬剤関連コンテンツは何分程度が望ましいかも聞いた。その結果、5分未満が16.7%、5分~10分未満が34.4%、10分~15分未満が26.2%、15分~20分未満が10.3%、20分以上が12.5%――となり、1コンテンツあたり平均10.3分となった。

MCI DIGITALは今回の調査のねらいについて、「医師の働き方改革を見据えて、移動中や家事中の音声による疾患・薬剤関連情報の収集ニーズを調べた」と説明。医師の50%近くが音声コンテンツを情報収集チャネルの一つとして前向きに受け止めていることなどから、「音声のみのコンテンツも医師の関心が比較的高い。24年度からの医師の働き方改革で、より関心が強くなる可能性がある」と分析している。
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