2026年度薬価制度改革に、“カテゴリー別”の考え方を導入することを「希望する」企業は５割――。カテゴリーに応じて改定の対象範囲が決定された25年度薬価改定。中医協ではすでにカテゴリー別をめぐる議論がなされており、26年度薬価改定でも焦点となることが想定される。「カテゴリー別にメリハリをつける考え方は、診療報酬改定のある年の薬価改定も含めて、今後の実勢価改定を検討する上で重要な論点だ」――。25年度薬価改定の骨子案が了承された12月25日の中医協総会で、支払側の松本真人委員（健康保険組合連合会理事）は早くもこう打ち上げた。「従来の中間年改定に一石を投じた」25年度薬価改定をめぐっては、３大臣合意で「国民負担軽減の観点はもとより、創薬イノベーションの推進や医薬品の安定供...