フィコンパ後発品 薬価は対先発の44.4% ヤーズフレックス後発品は対先発36.9%
公開日時 2026/06/12 04:53
後発医薬品など22成分36規格66品目が6月12日に薬価基準追補収載された。初めて収載された後発品(以下、初後発品)は10成分で、このうち先発品に革新的新薬薬価維持制度(PMP、旧新薬創出等加算)が適用されていた抗てんかん薬・フィコンパ錠の後発品薬価は対先発の44.4%となった。同じく初後発品で、先発品にPMPが適用されていた子宮内膜症に伴う疼痛等治療薬・ヤーズフレックス配合錠は対先発の36.9%。多発性硬化症治療薬でいわゆる一物二名称のイムセラカプセル/ジレニアカプセルの後発品薬価は対先発の35.6~38%となった。
先発品にPMPが適用されている場合の後発品薬価は、先発品からPMPによる加算分を差し引いた上で0.5掛け(=50%)で算定される。内用薬で後発品の銘柄数が7を超えた場合は0.4掛けする。
今回の初後発品10成分のうち、先発品がPMP対象品なのが7成分あった。フィコンパ(エーザイ)の後発品薬価は、汎用規格の2mg錠が84.40円となり、先発品薬価190.30円の44.4%となった。なお、フィコンパ細粒1%の後発品薬価は444.3円で、対先発の41.7%となった。
ヤーズフレックス配合錠(バイエル薬品)の後発品薬価は98.80円で、先発品薬価267.60円の36.9%となった。
◎イムセラ/ジレニアの後発品薬価2676.20円 先発品との価格差4000円超
共同販売されているイムセラカプセル0.5mg(田辺ファーマ)/ジレニアカプセル0.5mg(ノバルティス ファーマ)の後発品薬価は2676.20円となり、イムセラ(7513.10円)に対しては35.6%、ジレニア(7044.50円)に対しては38.0%となる。先発品と後発品の価格差という点では、イムセラ/ジレニアが4000円超と最も大きな差となった。
過活動膀胱治療薬・トビエース(ファイザー)の後発品薬価は、汎用規格の4mg錠で54.6円となり、先発品薬価128.30円の42.6%。抗てんかん薬・ピムバット点滴静注(ユーシービー)の後発品薬価は、汎用規格の点滴静注100mgで1052円となり、先発品薬価2450円の42.9%となった。
本態性血小板血症治療薬・アグリリンカプセル(武田薬品)の後発品薬価は対先発の50.0%、ホモシスチン尿症治療薬・サイスタダン原末(レコルダティ)は対先発の49.6%だった。
【初後発10成分の参入企業数などは以下のとおり(カッコ内は先発品名と先発品企業)】
▽ビラスチン(ビラノア錠/OD錠、大鵬薬品)
収載10社13品目 第一三共エスファのAGあり
その他のアレルギー用薬(449)
▽エルトロンボパグ オラミン(レボレード錠、ノバルティス ファーマ)
収載4社8品目
他に分類されない代謝性医薬品(399)
▽ペランパネル水和物(フィコンパ錠/細粒、エーザイ)
収載2社6品目
抗てんかん剤(113)
先発品はPMP対象品目
▽デスロラタジン(デザレックス錠、オルガノン)
収載3社3品目
その他のアレルギー用薬(449)
▽フィンゴリモド塩酸塩(イムセラカプセル、田辺ファーマ/ジレニアカプセル、ノバルティス ファーマ)
収載2社2品目
他に分類されない代謝性医薬品(399)
先発品はPMP対象品目
▽フェソテロジンフマル酸塩(トビエース錠、ファイザー)
収載1社2品目
その他の泌尿生殖器官及び肛門用薬(259)
先発品はPMP対象品目
▽アナグレリド塩酸塩水和物(アグリリンカプセル、武田薬品)
収載1社1品目
その他の腫瘍用薬(429)
先発品はPMP対象品目
▽ドロスピレノン・エチニルエストラジオール ベータデクス(ヤーズフレックス配合錠、バイエル薬品)
収載1社1品目
混合ホルモン剤(248)
先発品はPMP対象品目
▽ベタイン(サイスタダン原末、レコルダティ・レア・ディジーズ・ジャパン)
収載1社1品目
他に分類されない代謝性医薬品(399)
先発品はPMP対象品目
▽ラコサミド(ビムパット点滴静注、ユーシービージャパン)
収載1社2品目
抗てんかん剤(113)
先発品はPMP対象品目