メディカル・ジャーナリスト西村由美子米国連邦政府は、2025年10月1日、2026年度予算法案が成立しなかったことを理由にシャットダウンされ、政府機関の多くが機能を縮小・停止、約150万人の連邦職員は一時帰休または無給での就業を余儀なくされる事態となっている。米国連邦政府のシャットダンは1981年のレーガン政権による実施以来11回目、トランプ政権としては第一次トランプ政権下の２度に続く３度目である。EssentialService（必要不可欠な業務）シャットダウンとはいえすべてのサービスが停止されているわけではなく、国家安全保障上「必要不可欠な業務（essentialservice）」は継続されている。しかし、シャットダウン期間中は原則として職員は無給扱いであるから、長期化すれば業務の継続が...